« @渋谷Milkyway | トップページ | 「夢追い人」・後編。 »

「夢追い人」・前編。

日々生きていく中で、

作品の世界と重なる経験をしたり、

今まで演じた役の事を思い出す事がある。

最近思い出すのは、

劇団時代、おそらく一番多く演じた役で、

最後に演じた役の事である。

その役は、

頑固な大工の棟梁の家に生まれた次男坊。

優秀な兄に劣等感を持ち続け、

近所でも有名な悪ガキになる。

そんな彼が東京で役者になる事を志す。

あるとき、人気ドラマに出演することに。

連絡を受けた彼の実家や故郷ではもうお祭り騒ぎのよう。

しかし、

TVに現れた彼は当時のままのチンピラ姿。

主役に殴られ無様にハケテいく。

家族は呆然・・・

それから数日。

なんと彼が故郷に意気揚々と帰ってくる。

家族に成長した姿を見せるため、

そしてもうひとつ、

次回の舞台の費用・20万円を工面してもらう為に。

もちろん実家では歓迎されるわけもなく、

どれだけ彼が夢を語っても家族には響かない。

挙句親父とケンカに。

その後、見返そうととった行動で怪我をしてさらに無様を晒す事に。

翌朝、人知れず始発電車で故郷を後にするため、

兄に駅まで送ってもらう。

そこで、兄から渡された20万円。

それは兄と母が出してくれた20万だった。

そして兄から語られる親父の想い。

「親父はお前を大工の跡取りにしたかった」と。

家族の愛と、夢への切符を手にして彼は二度目の旅立ちをする。

ここで舞台の中での彼の物語は終わる。

彼のその後は想像の中。

でも・・・。

「夢追い人」明日に続く。

☆ケージ☆

« @渋谷Milkyway | トップページ | 「夢追い人」・後編。 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1279503/36454901

この記事へのトラックバック一覧です: 「夢追い人」・前編。:

« @渋谷Milkyway | トップページ | 「夢追い人」・後編。 »