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『LOVE』My総括・4〜トライアングル

則夫を演じるにあたり義姉・広子の存在は欠かせません。
 
則夫にとって広子は身体の半分であり、
 
この世界で唯一裏切る事のない信じられる存在。
 
血は繋がっていないが、親に捨てられ同じ施設で育った、
 
血よりも強い絆で繋がったふたり。
 
今回、広子を演じたのは「村井麻友美さん」、
 
昨年僕が主宰する劇団パートタイマーズの『サンダーボルト55』に出演してくれたとってもキュートな女優さんです。
 
彼女もご両親やたくさんの人の愛をいっぱい受けて育ってきて、
 
今回の広子は彼女にとって大きな挑戦だったようです。
 
細かい設定をふたりで決めたりしなかったけど、
 
稽古ごとに皮を剥ぐように変化していきました。
 
そして広子に愛を教え、則夫に殺されてしまう相手「健」を演じたの初演に続き伊藤俊彦さん。
 
『LOVE』初演で広子を演じた青島凛さんと結婚、
 
そして今回の『LOVE』で父となった愛の後光が差したようなトシさん。
 
トシさんの芝居も則夫と対峙する場面はまるでキリストのような慈悲に溢れていました。
 
愛を信じない則夫、
 
愛を説く健、
 
愛を信じ始めた広子。
 
打ち合わせなく、互いの変化による相手への影響は毎回刺激的でした。
 
大阪公演が終わり、着替える前に麻友美ちゃんに、
 
「則夫と広子で写真を撮ろう」とお願いして一枚撮りました。
 
その写真を見て僕は涙が出ました。
 
「愛を知らない」という事は僕はやはり不幸な事だと思います。
 
そんな環境で育ち、あまりにも悲しい別れをした則夫と広子。
 
でも環境が違っていれば、愛の元に育っていれば、
 
ふたりはこうして笑顔で居られる事ができたのではないか・・・と。
 
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今日は一気に2〜4まで書きました。
 
明日で最終回。
 
市村啓二の『LOVE』を締めくくります。
 
啓二

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コメント

いろいろと自分の中で感じ、考察し、組み立てようとしながらも
どうしてか「パチン!」とハマらなかったパズルのピースが
今あるべき所に。。。
今回のこの総括2〜4
読んでいるのが休診の今日の朝で良かったァ・・
涙が溢れてきて

カゲヤマ=則夫の抱えていた傷や痛みは
きっと自分には真の意味では理解できない
でも、彼が心の底では欲し必要としていたものを
感じられたし(と信じて)それを更に自分の周りに
届けられるような生き方を!と切に切に想います。

>いそッチ
すっかり返信が遅くなってしまいごめんなさい!!
愛や優しさ、情熱を伝えるのは役者だけの使命ではないですからね。
一緒に伝道していきましょう!!

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