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『LOVE』My総括・1〜新たな挑戦として

『LOVE』が終わりました。

 
昨夜、無事に大阪で盛大に。
 
カーテンコールの拍手の中、僕は晴れ晴れとしていました。
 
「一片の悔い無し」
 
そう思えました。
 
『LOVE』は2011年初演の作品です。
 
今回が3年ぶりの再演です。
 
最初は『LOVE』再演とか『LOVE』2014とか色んな呼び方をしていましたが、
 
今はもう『LOVE』と呼んでいます。
 
それくらい新しい作品として臨めました。 
 
東京〜大阪とたくさんの方々に観ていただけました。
 
東京の劇場は懐かしきホームグラウンド「赤坂レッドシアター」
 
大阪は昨年に引き続き「インディペンデントシアター2」
 
どちらも今の三ツ星キッチンが創る繊細な演出が隅々まで行き届くぴったりな劇場での公演でした。
 
ご観劇いただきた皆様、エールを送ってくださった皆様、
 
本当にありがとうございました。
 
今、こうしてブログを書きながらじわじわと『LOVE』が終わった事を実感しています。
 
これから『LOVE』の市村啓二My総括を幾つかに分けて書きたいと思っています。
 
どうぞ最後までお付き合いください。
 
三ツ星キッチン『LOVE』とは・・・
 
愛する人たちに最後のメッセージを伝えられずこの世を去った5人の浮遊する魂が、
 
高田安男の身体をかりてその相手に愛を伝えてゆく物語です。
 
僕はその作品の中で「カゲヤマ」(本名・谷口則夫)という役でした。
 
則夫は孤独と共に生きて来て、唯一の繋がりである義姉が愛した相手を殺して、
 
そして則夫自身もその義姉に殺されてしまいます。
 
物語のラスト、愛を伝えられた魂たちが昇天する前、則夫は愛の炎に焼かれ地獄へ落ちます。
 
則夫は特殊な役です。
 
物語の中でいわゆる「悪役」です。
 
役者にとって「悪役」とは演じていて気持ちのいいものです。
 
現実では許されない悪行も芝居の中では許されるから存分に「悪」でいられるから。
 
2011年、初めてこの則夫をもらう前、恒さんから、
 
「啓二には今回辛い役をやってもらう」
 
といわれました。
 
そして初演の幕開き。
 
僕は存分にやりました。
 
辛さは感じませんでした。
 
毎回満たされていました。
 
評価もいただきました。
 
そして初演は存分にやれたという満足感を残して終わりました。
 
でもそれから今回までの三年間、
 
他の芝居や映画を観ている時、ふと則夫がよぎる事が多々ありました。
 
何故だろう・・・。
 
これは則夫としてやり残した何かがあるのではないか?
 
そう思っていました。
 
そしてやって来た今回の『LOVE』再演。
 
僕は今一度、新たな目で「則夫」と向き合う事にしました。
 
「殺人犯の則夫」ではなく「ひとりの人間のしての則夫」と。
 
こうして2014年『LOVE』は始まりました。
 
My総括2へ続きます。
 
この後もどうぞお付き合いください。
 
啓二
 
 
 

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