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『BLIND LIFE』my総括〜菅原幸男

続いては、

東北の漁師「菅原幸男」。

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台本には「幸男」としかなかったので、「菅原」という苗字を僕がつけました。

妻•八重子と共に牡蠣の養殖を営む、素朴だが底抜けに明るいひと。

幸男に切り替わった瞬間、心がふわっと軽くなり、心の中が美しいブルーに変わります。

空のブルー。

海のブルー。

大いなる海。

愛する海。

だが、

八重子や島の人との幸せな日々は2011年3月のあの地震と津波で一瞬にして流されてしまいます。

幸男は、

必死に守った船だけを残し、

家も、

牡蠣の養殖場も、

そして、愛する妻•八重子も家族も、

全て失ってしまいます。

津波から2日後、

再会した麻倉から渡されたのは、

八重子が麻倉に託した、

貯金通帳、財布、そして、赤いストールだった。

生きていくためにお金は大事だけど、

人の命を前にするとその価値はなんてちっぽけなんだと、

包んでいたストールをめくった瞬間、ガツンと襲ってきます。

と同時に命の尊さも、

淋しさも、

後悔も一瞬に押し寄せてきます。

でも、

幸男は誰も責めない。

誰にも恨みをぶつけない。

そして、海をも怨まない。

海と共に生きてきて、

海に生かされてきてた人生。

「それでも信じてる。」

今回、八重子役のもとこさんと一緒に方言指導も受けました。

色んな方言やイントネーションを教わった最後に、

「方言を忠実にやるのも大事だろうけど、東北人のハートも一緒に伝えて欲しい。」という言葉が、

僕の背中を押してくれました。

劇中の結末、、、幸男は八重子を見つけることが出来なかった。

「それでも信じてる。」

少しずつ美しさを取り戻していく海を見つめる幸男の隣には、

今も、

そしてこれからも、

八重子がいると。

啓二

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